イストラテ（左）前回、カリミアン（右）に勝利した

　10月5日（土）、大阪・エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2024』のK-1無差別級アジア予選で、初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン（イラン）と1年ぶり”因縁”の再戦に臨むクラウディオ・イストラテ（イタリア）の試合前インタビューが主催者を通じて届き、イストラテは「あの野郎は、本当に許せねえ。言動、態度、すべて嫌いだ。俺はスタミナが切れても殴り続ける」と必勝を誓った。 【フォト・動画】レフリーが殴られダウン！カリミアンの反則で大荒れの前戦 　イストラテは昨年9月、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリにKO勝利。 　問題の準決勝ではカリミアンから1Rにダウンを奪うが、カリミアンが後頭部打ち、ローブロー、果てには間に入ったレフェリーをダウンさせる暴走ファイト。試合は判定でイストラテが制するも、カリミアンが「ローブローが当たったふりをし、マウスピースを吐き出し時間稼ぎ」と批判していた。 　決勝はイストラテが、リュウ・ツァーにKO負けも準優勝となっている。 　その後イストラテは、今年6月の東欧予選一回戦でニダル・ブチリと対戦も、判定を不服として試合放棄。9月は格闘技イベント『巌流島』で三上ヘンリー大智に判定負けを喫している。 　一方カリミアンは、イストラテに判定負けの後、24年3月にリュウ・ツァーにKO負けを喫して王座陥落した。 　今回の再戦を前にカリミアンは「俺は反則なんてしていない、やり方が小汚い、あいつが本当のヒール」とディスりまくっていた。 　イストラテは試合前インタビューで、カリミアンについて「嫌いなんてもんじゃない。ギタギタにしてやる。あいつは、クソだ！俺の家族のことまでバカにしたり、あいつの夢に俺が出てきたとか言って、ストーカー野郎だぜ」といきなり大爆発。 　試合については「もはや試合じゃない、喧嘩、死闘だ。今回ですべてにカタをつけてやる！」と燃えている。 　次に会うのは計量でのフェイスオフだが「止めないと大変なことになるぞ！俺は自制がきかなくなるからな」と乱闘必至のようだ。 「あの反則野郎だけは許せない」と鼻息荒いイストラテだが、カリミアンが”イストラテこそ反則野郎だ”と言っていたと聞くと「許せねえ！」と顔を真っ赤にし「俺は一回戦のサッタリとの試合は、クリーンに戦っていただろ？クリーンに戦えるんだよ、俺は。でもあいつは、負けると思って反則をしてきたから、俺もやり返しただけだ」と反則には反則で返しただけだと言う。 　今回の予選に勝利し「12月の決勝トーナメントではリュウ・ツァーに借りを返さないといけないからな、楽しみだ」とリュウへのリベンジを見据える。 　この因縁の一戦を超えなければいけないが「何が何でも勝ちにいく。どんな手を使ってでも勝つ！とても迷惑で腹が立つ因縁を、ここで終わらせる。面倒なメンヘラ野郎」と荒々しく意気込んだ。