友人の「ヴォクシー」には「アイドリングストップ機能」が搭載されており、正直うらやましいです…。どのくらい燃費を節約できるのでしょうか?
昨今は、アイドリングストップ機能の搭載車が増えているようです。しかし、アイドリング機能を使用することが実際にエコなのか、また、どのくらい燃費の節約につながるのかが気になる人もいるでしょう。 この記事ではアイドリングストップ機能の概要とあわせて、どのくらい燃費の節約につながるかをご紹介します。アイドリングストップの利点や注意点についても、まとめているため参考にしてください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
アイドリングストップ機能とは
アイドリングストップ機能とは、「停車中にエンジンを止めて、ガソリンの消費をおさえる機能」を指します。おもには信号待ちや渋滞中に活用する機能で、ブレーキペダルを踏むと、自動的にエンジンが止まる仕組みです。 アイドリング機能が作動する条件は車種によって異なりますが、バッテリーの状態がよく、エンジンも温まっている必要があります。 ハンドルを操作しているときや、ブレーキが踏み込まれていないときには作動しないケースもあるため、条件を確認しておくとよいでしょう。
アイドリングストップによって燃費はどのくらい節約できる?
一般財団法人 省エネルギーセンターによると、「10分間のアイドリングでは、130シーシー程度の燃料を消費する」とのことです。このことから、仮に毎日1時間、アイドリング機能を使用した場合、780シーシーの燃料を節約できると考えられます。 経済産業省資源エネルギー庁公表のデータによると、レギュラーガソリン1リットルあたりの価格は174.5円です。仮に1ヶ月で2万3400シーシーを節約できるとした場合、約4080円の節約につながります。年間で見ると4万9000円ほどの節約になるため、燃費の節約効果は十分期待できるでしょう。
アイドリングストップの利点
アイドリングストップを使用すると、前述の通り燃費性能が向上し、ガソリン代の節約につながります。エンジンの始動時に使用される燃料はアイドリング5秒分に相当するため、5秒以上停車する場合は活用するとよいでしょう。 また、排気ガスの排出量を削減できるとのデータもあるようです。そのため、環境問題への影響を少なくしたい場合にも効果があると考えられます。そのほか、停車中のエンジン音を抑制できるのも、利点といえるでしょう。