ケンカの現場、遭遇したら?拡散した動画を撮影した当事者「動画で残すのが今後のため」「リスクは考えなかった」適切な対応策は
■メンタルカウンセラー「大声で叫ぶと相手も興奮する」
今回、前田さんはケンカの様子を動画にし、サイトで投稿するという行動を取ったが、多くの人が素通りをしたように、自身の身を守る行動に出るのが大多数だ。アンケートでも、仲裁に入るという人は5%。残り95%は関与しないわけだ。メンタルカウンセラーの大城眞抽美氏は、ケンカに遭遇した時の対応策を紹介した。まず、素通りする心理については「人の本能の部分が強い。防御反応が働いて、無関心になる。人はショックなこと、トラウマ的なことなど、強い衝撃を受けると心をブロック、シャットダウンしてしまうので、これは仕方ない」と、強い恐怖になるほど無関心になるものだとした。 また、周囲の人の行動として心掛けたいことは「叫んだり否定したりしない」「話を聞いて、声に出させてストレスを発散させる」といったものだ。逆に「警察を呼んだぞ!」「やめろ!」「いい加減にしろ」など大声で叫ぶことは、相手をさらに興奮させることにつながるという。「ミラーニューロンというものがあり、相手が興奮しているのを見ると、自分も興奮してくるもの。大声に興奮して(もう一方も)大声になってしまう。ちょっとひと呼吸置いて、穏やかにきちんと聞いてあげないと、ケンカは止まらない」と説明した。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部