PSVが獲得熱望も ボルシアMGは日本代表DF板倉滉の1月移籍に断固反対の方針
今夏に続いて再交渉か
シーズンの折り返し地点であるウィンターブレイクが近づく中、ボルシアMGでは1月の移籍市場で主力選手が相次いで移籍する可能性が浮上している。 伝統のボルシアダービー 板倉が守備で奮闘 22歳のロッコ・ライツは、2020年にプロデビューを飾ってからベルギーのシント・トロイデンで試合経験を積み、今季一気にブレイクを果たした。「いつも我々の試合に推進力をもたらしてくれるので、今の彼の立ち位置はいたって順当なものだ」と指揮官のジェラルド・セオアネ監督も称賛する22歳は、今や攻守にわたるボルシアMGの牽引役だが、今季の活躍によって既にマンチェスター・シティが獲得候補としてリストアップしているという。 また、守備の要である板倉滉にもオランダのPSVアイントホーフェンへの移籍話が持ち上がっている。今年夏にも板倉の獲得に動いていたPSVは、移籍交渉が破談となった後も板倉の動向を注視。来年1月の移籍市場でボルシアMGに対して再びオファーを提示すると見られている。 こうした中、ボルシアMGのローラント・フィルクスSDがドイツ紙『Bild』の取材に応じ、1月の移籍市場でライツや板倉らを放出するつもりはないと明言した。 「我々の目標は、主力選手を手放すことではない。今はチームを安定させ、徐々に進化させることだけに集中している。良いパフォーマンスを見せていれば、ステップアップという欲が出てくるのは当たり前のことだ。しかし、今の我々はとても順調な状況にある」 ボルシアMGは、ブンデスリーガでは現在11位ながらも来季のUEFAカンファレンスリーグの出場権が得られる6位ボルシア・ドルトムントとの勝ち点差はわずか3ポイントしかない。久々にヨーロッパのコンペティションへの出場権が得られそうな状況のため、このタイミングでライツや板倉を移籍させるわけにはいかないようだ。
構成/ザ・ワールド編集部