ジャキス&パウラ・モレレンバウムと伊藤ゴロー、坂本龍一へのオマージュを捧げた日本ツアー
ブラジル音楽と坂本龍一との縁で結ばれた稀代のサウンドメイカー、伊藤ゴローとジャキス・モレレンバウム、Morelenbaum2/Sakamoto『CASA』でヴォーカルを務めたパウラ・モレレンバウムがジャンルを超えた仲間とともに日本ツアーを開催する。 佐藤浩一(Pf.)、小川慶太(Dr./Perc.)、角銅真実(Perc.)、伊藤彩(Vn.)という気鋭のミュージシャンと共に、坂本龍一の楽曲や、彼と一緒に演奏してきたというブラジル音楽の巨匠アントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲で彩るオマージュ公演となる。 Photo by Great The Kabukicho ◎公演情報 12月3日(火)大阪・ビルボードライブ大阪 12月4日(水)静岡・グランシップ静岡 ※スペシャルゲスト 坂本美雨 12月6日(金)神奈川・ビルボードライブ横浜[Montreux Jazz Festival Japan] 12月8日(日)福岡・みらいホール福岡 ◎パウラ・モレレンバウムコメント 運命に導かれ坂本龍一さんに出会い、一緒にアルバムをつくり、世界中を旅し、あちこちの素晴らしい劇場やフェスティバルで共演し、とても親しくさせていただいてきました。坂本さんと過ごした日々をまるで今日のことのように感じますし、彼との思い出は今でも私たちの魂を満たしてくれます。今回坂本さんへのトリビュート公演をしたいと着想してから真っ先に伊藤ゴローさんとジャキスに声をかけました。ゴローさんは素晴らしいミュージシャンであり、ブラジルのスピリッツを美しく体現するギターにいつも心奪われています。そしてジャキスは、私を坂本龍一さんに紹介してくれた張本人なのです。今回のトリビュート公演には、素晴らしい日本のミュージシャンたち、そしてスペシャルゲストも参加してくださいます。みなさんそれぞれのかたちで坂本さんとの結びつきがあります。今回お届けする坂本さんの楽曲、そして坂本さんと一緒に演奏してきたジョビンの楽曲で、会場のみなさまを愛で包みたいと思います。ご逝去から 1 年以上たったいま、悲しみはまだ癒えませんが、こうして日本で坂本さんへのトリビュート公演ができることをとても嬉しく思います。 ◎ジャキス・モレレンバウムコメント 久しぶりに日本に戻り、偉大なる師そして友人でもある坂本龍一さんへトリビュートしたコンサートができることを大変楽しみにしていますし、いろいろな想いに溢れています。先日、坂本さんと共通の友人から、坂本さんが私のことを「ブラザー」だと思っていたということを聞きました。まったく同じように、坂本さんは私にとって「ブラザー」です!そして今回のトリビュート公演で、私のもうひとりの日本の「ブラザー」である伊藤ゴローさんとご一緒できることをとても嬉しく思います。私をゴローさんに紹介してくれたのはまさに坂本さんなのです。ツアーが楽しみでたまりません。 ◎伊藤ゴローコメント MORELENBAUM2/SAKAMOTO『casa』での教授(坂本龍一)の試みは、ボサノヴァという"聖なる隠れ家"から、ジョビンの作曲を新たに具現化することだったと感じています。このツアーでは、尊敬するパウラ&ジャキス・モレレンバムと共に、教授の美学と哲学に挑み、その魅力を皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです。