空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング54位。安定はしているが…。満席はまだまだ
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
54位:カターレ富山 本拠地:富山県総合運動公園陸上競技場(18,588人収容) 平均入場者数:4,092人 平均収容率:22.0% 2024シーズンのJ3リーグを3位で終えたカターレ富山は、J2昇格プレーオフを勝ち抜き11年ぶりのJ2復帰を果たした。そんな富山の平均入場者数は4,092人となっており、平均収容率は22.0%を記録している。 特に収容率が高かった試合は第31節のFC今治戦だ。この試合は、J2自動昇格圏を争うチーム同士の直接対決となり、9,700人の観客がスタジアムを訪れた。その結果、この試合では52%の収容率を記録し、2024シーズンのリーグ戦で唯一収容率50%以上の試合となった。 富山は今治戦以外にも5,000人以上を動員した試合が4試合あり、リーグ戦における全てのホーム戦で2,000人を下回ることがなく、安定した集客を行うことに成功していた。順位が上がってきた後半戦の大半の試合では4,000人以上を動員している。こうしたチーム状況も合わさり、平均入場者数は昨季の3,444人から600人近く増加している。 J2昇格プレーオフ決勝の松本山雅FC戦では11,847人が来場し、収容率は63.7%を記録。このような注目度の高い試合で多くの観客を集めることが出来るのであれば、来季J2で戦う富山の観客動員が、2024シーズンから大幅に増加することは明白といえるだろう。
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