リヴァプールが無傷の5連勝、一番乗りで突破確定! 前田大然は大会3点目を記録【CL第5節】
2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節の全18試合が26日から27日にかけて各地で開催された。 【ゴール動画】前田大然、豪快ゴラッソで今大会3点目 ここまで唯一の4戦全勝を飾っているリヴァプールは、本拠地『アンフィールド』に昨季王者のレアル・マドリードを迎えた。試合は立ち上がりからリヴァプールが主導権を握って攻撃を続けると、コナー・ブラッドリーとのパス交換からボックス内へ入ったアレクシス・マック・アリスターが右足でネットを揺らし、リヴァプールが先手を取る。レアル・マドリードは59分、ルーカス・バスケスの切り返しでPKを獲得したものの、キリアン・エンバペの蹴ったシュートはGKクィービーン・ケレハーに阻まれる。窮地を凌いだリヴァプールは69分、モハメド・サラーが自ら獲得したPKを失敗する場面があったものの、76分にセットプレーからコーディ・ガクポが追加点。試合は2-0で終了し、リヴァプールが無傷の5連勝を飾って、リーグフェーズを24位以内で終えることが確定した。一方で、レアル・マドリードはここまで2勝3敗とらしくない戦いが続いている。なお、リヴァプール所属の遠藤航はベンチで試合終了の笛を聞いた。 全勝は成し遂げられずとも、3勝1分と無敗で大会を進めているインテルは、ここまで全敗と絶不調のライプツィヒとホームで対戦。27分にフェデリコ・ディマルコの蹴ったセットプレーからオウンゴールが生まれると、このゴールが決勝弾となり、1-0で勝利した。 開幕戦でモナコに敗れながら、以降3連勝を飾っているバルセロナは、ここまで3勝1分と無敗を維持していたスタッド・ブレストを3-0と粉砕。立ち上がりの10分にPKを沈めたロベルト・レヴァンドフスキは、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドに次ぐ史上3人目のCL通算100ゴールを達成した。なお、レヴァンドフスキはチームの3点目も挙げており、通算得点数を101まで伸ばしている。 スタッド・ブレストと同じく3勝1分と無敗を維持していたスポルティングは、ジョアン・ペレイラ新監督体制の下で初のCLに臨んだが、結果はアーセナルに1-5と大敗。アーセナルは立ち上がりの7分にガブリエウ・マルティネッリのゴールで先手を取ると、以降はカイ・ハヴァーツやブカヨ・サカらが得点を重ねた。スポルティング所属の守田英正は78分までプレー。後半立ち上がりの47分には、自らの放った強烈なミドルシュートで右コーナーキックを獲得し、結果としてこれがこの試合でスポルティングにとって唯一のゴールに繋がっている。 3勝1分無敗と好スタートを切っていたモナコは、退場者を出した影響もあって耐えきれず、ホームでベンフィカに2-3と逆転負け。モナコに所属する南野拓実はベンチ入りしたが、今季初の出番なしに終わった。負傷の影響で長期離脱が続いていたザルツブルク所属の川村拓夢は、レヴァークーゼンとの一戦で移籍後初の公式戦メンバー入りを果たしたものの、出番はなく、チームも0-5と大敗。ディナモ・ザグレブに所属する荻原拓也は、0-3と敗れたドルトムント戦でベンチ入りしたものの出番は得られず、シュトゥットガルトのチェイス・アンリもベンチを温めたままで、チームもツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)に1-5と敗れた。 古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の“日本人トリオ”が揃って先発したセルティックは、ホームでクラブ・ブルッヘと激突。試合は立ち上がりの27分、キャメロン・カーター・ヴィッカースのバックパスがそのままゴールに吸い込まれ、痛恨のオウンゴールで1点ビハインドとなったものの、後半に入った60分には日本代表の快速アタッカーが魅せる。敵陣左サイドでパスを受けた前田は、1度バックパスで作り直しを求めたものの、動き直して左ニアゾーンでボールを呼び込む。鋭い切り返しで相手をかわし、軸足を滑らせながらも右足を振り抜くと、豪快なシュートがゴールに突き刺さった。セルティックが試合を振り出しに戻し、前田は日本人トップタイとなる大会3点目を記録。試合はこのまま1-1でタイムアップ。古橋、前田は76分までプレーし、旗手はフル出場を果たしている。 アーセナルに所属する冨安健洋、フェイエノールトに所属する上田綺世、バイエルンに所属する伊藤洋輝は、負傷の影響で第5節のメンバーからは外れた。 リーグフェーズ第5節の結果と順位表は以下の通り。なお、第6節は12月10日から11日にかけて行われる。