藤竜也が北米最大の日本映画祭で特別生涯功労賞「愛のコリーダ」や「愛の亡霊」など
俳優の藤竜也(82)が、米ニューヨークで開催される北米最大の日本映画祭「ジャパン・カッツ」(7月10日~21日)で、特別生涯功労賞を受賞することが5日、発表された。 同映画祭の公式サイトなどで発表され、藤が出演し、森山未來が主演を務める映画「大いなる不在」(近浦啓監督、7月12日公開)が正式出品されることも決まった。 「ジャパン・カッツ」は、マンハッタンにあるジャパン・ソサエティーで開催される北米最大の日本映画祭。期間中には30本以上の日本映画が上映される。 「特別生涯功労賞」は、「愛のコリーダ」や「愛の亡霊」など、60年ものキャリアを持つ偉大な俳優としてたたえるもの。藤を表彰するために設立され、今回が初の授与になる。 藤は「まさかニューヨークの映画祭『ジャパン・カッツ』で、私の映画俳優としてのおぼつかない足取りを褒めていただけるとは!」と喜びのコメント。「私が以前にニューヨークを訪れたのはおよそ半世紀前で、そのときは大島渚監督の『愛のコリーダ』がニューヨーク映画祭に招かれたのですが、残念ながら検閲が通らず上映ができませんでした。そして2024年、私が参加した『大いなる不在』がニューヨークで上映され、私に賞までくださるとは!…感無量です」と話している。
テレビ朝日