シリア戦は枠内シュート1本で勝利

グループ2連勝のオーストラリア代表 photo/Getty Images

2022年のワールドカップ・カタール大会でベスト16に進出し、決勝トーナメント1回戦でもアルゼンチン代表相手に熱戦を演じたことで評価を上げたオーストラリア代表。 今回のアジアカップでもオーストラリアは優勝候補の一角に挙げられるが、グループステージ初戦のインド戦（2-0）に続き、18日に行われた第2戦のシリア戦にも1-0で勝利。危なげなくグループ通過を決めた。 特長的なのは、オーストラリアの守備だ。初戦のインド戦に続き、シリア戦でもクリーンシートを達成。シリア戦で放ったオーストラリアの枠内シュート数は僅か1本だったが、その1本で見事決勝点を手にした。 『ESPN』によると、決勝点を挙げたMFジャクソン・アーバインは、こうした短期決戦ではとにかく勝つことが大事と内容より結果を重要視している。 「試合に勝つことが何より大事なんだ。こうした大会ではゴールを決め、クリーンシートを達成する。それで次のラウンドに進むことが大事だ」 オーストラリアの戦いは一見すると地味だが、短期決戦ではこうした戦いも重要だ。オーストラリアは昨年10月からの親善試合を含め、6試合連続でクリーンシートを達成したことになる。この6試合はアジアのチームが相手ではあるが、粘り強く戦えるチームに仕上がってきているのだろう。 このあたりは、失点がありながらもゴールを量産する形で親善試合に勝利してきた最近の日本代表と対照的かもしれない。日本は今回のアジアカップで早くも4失点を喫しており、大会を勝ち抜くためには守備が何よりも重要なのかもしれない。