ビットコイン価格は上昇も、個人投資家の動きは低調なまま
イーサリアムのNFT関連のガス使用量
ビットコインでのインスクリプション(Inscription)、またはイーサリアムでのNFT関連のトランザクションを通じたオンチェーンでの投機的取引は、もう1つの個人投資家の参加指標だ。強気相場では、投資家がオンチェーンで投機を行うため、手数料が高水準になる傾向があり、2021年の相場のピークはその典型例である。だが、Glassnodeのデータによると、イーサリアムのNFT関連のガス使用量の割合は、2021年は40%だったのに対し、現在はわずか2%程度だ。
ミームコイン
ミームコインの動きが活発化しているため、異なる図式が示される。Xアカウント「@MustStopMurad」によると、これらのトークンは主に個人投資家が主導するカテゴリーであり、シンガポールで開催された「トークン2049(Token2049)」でこのテーマについてプレゼンテーションが行われた。ムラード(Murad)氏は、新しいミームコイン全体で年初から2040%上昇し、既存のミームコイン全体で105%上昇していることを示した。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:ビットコインの総送金額(Glassnode)|原文:Bitcoin Retail Activity Remains Low Despite Recent Rally
CoinDesk Japan 編集部