<なにわ鳥目線>大阪ベイエリアのシンボル 真っ赤な「港大橋」
今回の写真は、大阪市住之江区南港東から同港区方面を写したもの。この真っ赤な橋は、この両区にかかる真っ赤な橋「港大橋」が特徴的だ。 【拡大写真付き】「マンハント」大阪ロケ撮影秘話<中> 上本町駅で電車逆走・ハルカス空撮
阪神高速道路によると、全長が980メートルのトラス橋で、大阪港で最も船舶航行量の多い航路をまたいでいるため、中央径間が510メートル、桁下空間が51メートルという大きさを誇るという。 完成は1974年で、以来、この大阪ベイエリアのシンボル的存在として利用されている。先ごろ公開された映画「マンハント」では、福山雅治がこの橋をバックに歩くシーンもみられた。 写真は、2017年10月に撮影したもので、中央には水族館「海遊館」や「天保山大観覧車」も確認できる。いずれも世界最大級の水族館、観覧車として知られており、連日、多くの人でにぎわいをみせている。
大阪府の松井一郎知事は、過去の定例会見で「ベイエリアは大阪の副都心というか、エンターテインメントの拠点にして、ベイエリアに多くのお客さんが来て、そこでベイエリアがにぎわいをつくる、そういう場所にしていきたい」と話していた。 2019年に日本で初開催されることが決まった主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)は、計画ではこの撮影場所付近にある国際展示場「インテックス大阪」で行われるとしている。そして、府が誘致を目指す2025年開催予定の万国博覧会(万博)の開催予定地は同じくベイエリアの夢洲(同此花区)となっている。 松井知事は先の定例会見でG20開催は万博誘致に「すごく好影響を与えると思います」「大阪の都市格を伝えられる」と話している。ベイエリアが活性化すれば、この港大橋もさらに利用者が増えることだろう。 (協力:小川航空)