ノリスへの罰則、チーム代表が「不適切」と批判 タイトル争いに影響も
【AFP=時事】20日に行われた24F1第19戦米国GP(United States Grand Prix 2024)の決勝で、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がペナルティーにより4位に降格したことについて、アンドレア・ステラ(Andrea Stella)チーム代表が「不適切」な罰則だと怒りを見せた。 【写真14枚】米国GP決勝の様子 ノリスはレース終盤にレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を外側から抜いて3番手でフィニッシュしたが、コース外を走行してアドバンテージを得たとして5秒ペナルティーを科され、結果はフェルスタッペンを一つ下回る4位になった。 両者は今季の総合タイトルを争うライバルだが、これでポイント差は残り5レースで57ポイントに広がり、ノリスは逆転優勝に向けて大きな痛手を負った。 これについてステラ代表は、「モータースポーツの美しい部分にスチュワードが介入したのは不適切だと思う。2台ともコースを外れ、どちらもアドバンテージを得ていたのだから」とコメントした。 代表は「われわれの立ち位置は明確だが、スチュワードが示したこの種の見解、判断に異議を唱えることはできない。だからこの件はおしまいにして次へ進みたい」と話しつつ、「二人ともコースオフしたのだから、われわれからすれば、あの動きは間違いなく正しかった」と繰り返した。 ノリスも「今回のようなケースで、ペナルティーを受けない場合もたくさんある」と感じたと話している。【翻訳編集】 AFPBB News