楽天・古謝プロ初勝利、湘南学院時代の恩師・本萱監督が祝福メッセージ
◇交流戦 楽天7―2中日(2024年6月8日 バンテリンD) 楽天・古謝の湘南学院時代の恩師・本萱(もとがや)昌義監督(61)はテレビで初勝利の瞬間を見届け、スポニチ本紙に祝福のメッセージを寄せた。 古謝おめでとう。私にもお祝いのメッセージがたくさんきて、感慨深いです。3年間で一番印象に残っているのは高1の夏。練習試合でKOされた後、試合が終わるまで、ずっとベンチの端で泣いていたことですね。体は小さいけど負けず嫌いなんだなと。アドバイスして、ブルペンで投げさせて、やっと帰る気になりました。 進路を決める際は、私と古謝の攻防戦が何カ月も続きました。高3の今の時期ぐらいまで“専門学校に行ってホテルマンになりたい”と言っていました。スカウトの方も来て、大学からも何件も問い合わせがきていたのですが、自信がないと。大学に見学に行かせたり、可能性があるから声をかけてくれているんだよと言っても“ホテルマンになる”と。説得した私に感謝してほしいです(笑い)。 私は横浜高校出身で、1個上の愛甲さん(猛=元ロッテ)を見ているし、後輩の松坂君とか、そのクラスがドラフト1位なのだと思っていました。古謝が指名されてうれしい半面、大丈夫なのかと心配でもあります。とにかくケガをせず、1軍で長く活躍できる選手になってほしいです。