西鉄天神大牟田線100年を演劇でたどる…20日に「電車まつり」、普段は立ち入り禁止の車両基地開放
西日本鉄道は20日、福岡県筑紫野市の筑紫車両基地で毎年恒例の「にしてつ電車まつり」を開く。今年は4月に天神大牟田線が開業から100年を迎えたことを記念して、地元の劇団「ギンギラ太陽’s」が同線の歴史をたどる演劇を披露する。 【写真】福岡―久留米間の鉄道が開業して間もない1924年頃の福岡駅。現在の福岡パルコが立つ場所にあった
普段は関係者以外、立ち入り禁止の基地を午前10時から午後4時、入場無料で開放する。踏切の非常ボタンを押してもらう体験会や、100周年記念車両(3000形)の展示など16イベントを用意。沿線自治体が推薦した飲食店による「沿線めし」の販売と、食事ができる観光列車の展示を初めて企画した。
ギンギラ太陽’sは地元の福岡をテーマに、演者が商業施設や乗り物などの「かぶりモノ」を着用して擬人化する作品で知られる。演劇は正午、午後3時の2回各約20分、無料で上演される。120人分の座席を用意するが、立ち見でも観覧できる。
鉄道事業本部の森達也係長は「地域の魅力を再発見するきっかけにしてほしい」と話している。