鈴木もぐら、『ゴジラxコング』に独自の視点 「信頼度は…」「蛇魚うまそう」「リセットボタン願望」
――そのビームを食らってきたもぐらさんが、声優で出演することになるとは……。 うれしいですね。勝手に、全パチンカーの代表のような思いというか……『ゴジエヴァ』が好きなみんなの思い、背負わせてもらいました。 ――今回参加されたのも『ゴジラxコング』という、コラボ作品で。 ゴジラとコングがコラボするという大迫力の作品でした。冷凍ビームを吐くシーモが出てきた時は、本当に震えました。「こんな化け物、コングも倒せないよ!」と思って。でもそれがどうなっていくのか見ていただきたいですけど。 ――シーモの冷凍ビームがパチンコになったらどうでしょうか? あいつが出てくる可能性は、ありますよね。でも、そんなに強いリーチはしなさそうですね。たぶん、信頼度7%ぐらい。スカーキングは熱そうです。あいつが出てきたら、信頼度で言うと60%ぐらいはあります。僕の演じたミケルは、正直信頼度0.2%ぐらいしかないと思います(笑) ■グルメ映画のような視点で『ゴジラxコング』を語る ――実際に、今作の見どころについてはいかがですか? 「ぜひ見てほしい」というシーンを教えてください。 やっぱり、私の演じたミケルのシーンを見ていただきたいですね。ミケルからとりあえず目を離さないでほしいです。目を離しちゃうと、「あれ!?」となっちゃうかもしれないので……。詳しくはちょっと言えないんですけど、とりあえず目は離さないでいただきたいです。
あとは、設定にすごくワクワクしました。海の中に地下空洞世界への入り口があって、そこには地下世界の文明があって。冒頭から最後までノンストップで見れる、めちゃくちゃいい娯楽映画じゃないですか。デートにもお勧めできるし、家族でもお勧めできるし、嫌なことがあった人にも、いいことがあった人もお勧めできる。子供もおじいちゃんおばあちゃんも見てもらって楽しめると思うし、こんなに全部全員がちゃんと楽しめる作品ないですよ。やっぱりそこに怪獣映画の魅力があると思いました。 ――プロレス感もあるのかなと思いましたが、そこら辺の魅力はいかがですか? そうですね! ちゃんと両方のターンがしっかりあって、技を食らった後にやり返すとか、相手の技を受け切って倒すというプロレス的な魅力がありました。コングとかの動きも、「本当に人が入ってんじゃねえか」というくらいのリアルな動きで、劇場で観ていただきたいですよね。今はもうすごいじゃないですか。4Dとか4DXとか、ああいうので観てほしいですよね。 もし『ゴジエヴァ』とか、競馬とかで勝ったりとかして「今日贅沢しようかな」と余裕のある方は、通常スクリーンから4Dにランクを上げるみたいな形で、ちょっとした贅沢を使ってみてほしいです。「1,000円ぐらい贅沢したいけど、どうしようかな」みたい時あるじゃないですか。それはぜひこの『ゴジラxコング』で贅沢するといいと思います。 ――コングパートの、「言葉がないのに物語がわかる」という面白さについてはいかがでしたか? あれはすごいですよね。セリフなしで分からせるのって相当難しいと思うんで、制作の方が本当に頑張ったんだろうなと。コントとかも、100人見たら100人とも「これってこういうことだよね」とわかってもらわなきゃいけないんで、苦労がわかります。 途中からは大分セリフのないシーンが続きますし、それで観客が置いてけぼりになっちゃうかもしれないのに、「そうさせない」という。めちゃくちゃ会議とかしたんじゃないですかね? 「これだと意味わかんないでしょう!」「いやさすがにこんぐらいやっとけばわかる!」みたいな。たぶん、いろんな葛藤があってのシーンになってるんじゃないかなと思いました。