広島県三原市大和町がアツい! 農業体験で地域の活性化を目指す取り組みとは!?【アナたにプレゼン・テレビ派】
吉岡さん自身としては「お米作りを途絶えさせないように、地域とお米を守りたい」という思いがあるということです。
フルーツを通して、みんなが笑顔に!
そして、2つ目が「スマイルアグリ」の取り組みです。「フルーツを通して街を笑顔にしたい」という農園で、2022年に後継者不足に悩む観光農園を引き継ぐ形で、スタートしました。
「多くの人に、多くのものを触れてほしい」と、年間を通して6種類の果物を栽培するそうです。「とにかく接点を増やし、ここにある資産を途絶えさせないような取り組みをしていきたい」という思いがあります。
さらに作るだけではなく、規格外になった果物を活用して、ジュースやジャムを作る商品開発なども手掛け、園内にある売店やカフェで提供しています。このように、新しい価値を創造することで、6次産業を通して魅力の発信をしています。
また、近くにある学校とも関わりがあり、総合的な学習の時間に、中学生はリンゴの袋がけを、高校生はアップルパイ作りをし、生産の現場も体験しながら販売方法を学んでいます。自分たちが行っている取り組みの全てを、この場所で経験して学ぶことで「農業体験は楽しい」「将来、こんな職業に就いてみたい」と、少しでも農業の魅力を感じてもらいたいそうです。学生の時から農業の楽しさを知ることや、自分の住んでる地域のものを勉強できることは、新たな気づきにもつながります。
そして「人々がつながる場」として婚活イベントを開催し、収穫体験やカフェでのバイキングでご飯を食べながら会話を楽しんだ12組の内、7組のカップルが成立しました。このイベントを通して、移住者が増える可能性も十分あるということです。
スマイルアグリ代表の原田敦夫さんは「未来の農業を担う人材を育てるとともに、フルーツを通して地域を笑顔にしたい。」と話していました。農業体験だけではなく、経済活動という事業につながる仕組みを学ぶことで、視野はより広がります。三原市大和町で行われているアツい取り組みに、今後も注目です。