お帰り 特急やくも381系車両 ディーゼル機関車が先導「珍編成」で京都から 出雲
JR伯備・山陰線の特急やくもで活躍した381系が17日から18日にかけて、京都鉄道博物館(京都市)からJR西日本後藤総合車両所出雲支所(出雲市東神西町)までを走った。博物館での特別展示を終え、ディーゼル機関車などを連結した珍しい姿で半日以上かけて移動した。出雲市内の沿線では多くの鉄道ファンが詰めかけた。 【写真】お帰り 特急やくも381系車両 ディーゼル機関車が先導「珍編成」で京都から
381系は、国鉄時代から活躍する特急電車として根強い人気を集めたが、新型車両273系の導入で6月に特急やくもから引退。JR西は多客期に限定して運用していた。 JR西は全国のファンの要望に応え、今月12~17日に一部の車両を京都鉄道博物館で展示。再び後藤総合車両所出雲支所に帰ることになった。 17日夕、381系はディーゼル機関車(DD51)と、一般客を乗せない事業用車(クモヤ145)を連結した5両編成で京都鉄道博物館を出発。東海道、山陽、伯備、山陰線を経由して、18日午前7時半ごろ、約450キロ離れた出雲支所に到着した。支所では約30人が出迎え、長旅を終えて帰路に就いた381系を撮影した。 JR西中国統括本部によると、381系は27日から来年1月5日まで、特急やくもの上下計4本で運用される。年末年始などの多客期に計画的に使用するのは今回が最後としている。