福井の地酒「黒龍」由来の酒まんじゅう 「たねや」とコラボで限定販売
永平寺町の日本酒蔵元直営店「石田屋ESHIKOTO店」(下浄法寺)で12月20日、新商品「黒龍(こくりゅう)酒造×たねや 酒饅頭(さかまんじゅう)」の販売が始まった。(福井経済新聞) 【写真】同店が入居する永平寺町の複合施設「ESHIKOTO 酒樂棟(しゅらくとう)」。11月下旬、同施設近くにオーベルジュ「歓宿縁(かんしゅくえん) ESHIKOTO」もオープンした 同店の関連会社「黒龍酒造」(松岡春日1)と、菓子製造販売「たねや」(滋賀県)とのコラボレーション商品第2弾。純米大吟醸酒の製造工程で出る酒かすなどを使った和菓子で、同店などで数量限定販売を行う。 福井県内で流通する丸形の一般的な酒まんじゅうと対照的に、酒たるに見立てたというたる状の形に仕上げた。まんじゅうの表面には、黒龍酒造の屋号や酒蔵に掛かる「酒林(さかばやし)」に由来するという同社のシンボルマークをあしらった。 商品は4個入りで、紙類卸「ペーパル」(奈良県)が手がける紙素材「フードロスペーパー kome-kami」をパッケージに用いた。同素材は加工・流通段階などで発生する食べられなくなった米をもとにした素材で、廃棄米のアップサイクルを掲げて開発されたという。 同店を運営する「石田屋」(永平寺町松岡春日1)の水野真悠さんは「酒かすとこしあんの風味を上品に優しく感じられる酒まんじゅうができた。年末年始のギフトとしても、自分へのご褒美としても薦めたい商品」と話す。 価格は2,160円。
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