King Gnu・常田大希「海に眠るダイヤモンド」主題歌「ねっこ」に込めた思いを語る
TBS系では、日曜劇場枠で神木隆之介が主演を務める「海に眠るダイヤモンド」を放送中。今作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントである。
1950年代の炭鉱の島・端島から現代の東京までを舞台に、70年にわたる壮大な物語を紡ぐ本作を彩るのは、King Gnuの主題歌「ねっこ」。ここでは同楽曲を手がけた常田大希にインタビュー。楽曲制作の裏話やドラマとの関わり、主題歌が生まれるまでの思いを語ってもらった。
「花」「刻」から「ねっこ」へ…タイトル変更に込められた思い
――本作の脚本を初めて読んだ時の感想や印象を教えてください。 「時を超えたミステリーと、当時の端島の熱いエネルギーや人間模様が詰め込まれた、見どころ満載の作品だと感じました」 ――楽曲制作にあたり、新井順子プロデューサーとはどのような話をされましたか? 「ドラマへの思いと、登場人物の心情や最終話に至るまでのポイントを熱く伝えてくださいました」
――タイトル「ねっこ」に込めた思いや、特にこだわったポイントは? 「ドラマの主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに思いをはせつつ、現代を生きるためのほんのささやかな希望になる歌になってくれたらという思いを込めました。最後の最後で転調しているところがお気に入りポイントです」 ――タイトルが直前に変更になったと伺いましたが、その理由は? 「歌詞にも出てくる『花』や、70年にわたる壮大な物語の時の流れをイメージして『刻』などの案も考えていたのですが、ドラマでも描かれているように、人には語らない過去や経験の上で今を強く生きていくということと、表には見えないが一番大事な部分である『ねっこ』を重ねてタイトルに決めました」