<朝ドラ>「虎に翼」の次は「おむすび」 4作ぶり平成スタート ヒロイン橋本環奈“結”が歩む道と見どころ
伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」。日本初の女性弁護士で、後に裁判官となる三淵嘉子さんの人生をモデルに描く、主人公・佐田寅子(伊藤さん)の物語も、残すところあと4週となった。同作に代わって9月30日からスタートするのが、111作目の朝ドラ「おむすび」だ。どのようなドラマになるのか、主演の橋本環奈さん扮(ふん)するヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)が歩む道と共に紹介したい。 【写真特集】「おむすび」新キャスト11人の顔ぶれ! 話題の元アイドルも参戦!!
◇“ギャル魂”を胸に? 「食」がテーマの“平成青春グラフィティー”
「おむすび」は、平成元年生まれのヒロイン・米田結(よねだ・ゆい、橋本さん)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく、“平成青春グラフィティー”だ。NHKのドラマ「正直不動産」などで知られる脚本家・根本ノンジさんのオリジナル作品となる。
朝ドラで、平成が主な舞台となるのは、2022年度後期の「舞いあがれ!」以来、4作ぶり。また「食」がテーマとなるのは、近いところで2022年度前期の「ちむどんどん」があったが、「味」よりも「栄養」の方に軸足を置くのが、今作のポイントだという。
ドラマタイトルの「おむすび」は、脚本の根本さんが自ら提案。ヒロインが、幼いころにつけられ、あまり気に入っていないあだ名にもなっている。
昨年8月の会見で、根本さんは「昭和の朝ドラのパロディーのようなタイトルじゃないですか。コントでやるような」と説明し、制作統括の宇佐川隆史さんは「大満足のタイトル」と太鼓判を押していた。
ヒロイン役の橋本さんは、「虎に翼」の伊藤さんと同じくキャスティングによる出演。起用理由については、同じ会見の中で宇佐川さんが、演技力や気負わない雰囲気に加えて「食べている姿が素晴らしい」ことが決め手になったと明かしている。
さらに「朝ご飯を食べた後でも、ご飯を食べたくなるぐらい(笑い)、おいしそうに食べるんです。大阪局は食べ物を作るスタッフが非常に熱くて、おいしいものを作って役者さんの演技を引き出すので、そこを半分ドキュメントで撮ろうという話になっています」と語るなど、橋本さんの食べっぷりも見どころになるようだ。