【サウジアラビアRC予想】そうそうたる馬が勝ち馬に名を連ねる出世レース! 高期待値は前走新馬戦組
今週の土曜日は、東京競馬場でサウジアラビアロイヤルカップ(GIII・芝1600m)が行われます。 【写真】マイネルチケットのこれまでの軌跡 サウジアラビアRCがGIIIに格付けされた16年以降の勝ち馬を見ると、その後のGIで活躍している名馬が並んでいます。22年のドルチェモアや19年サリオス、17年ダノンプレミアムは朝日杯FS(GI)で勝利していますし、18年の優勝馬グランアレグリアはGIで6勝を挙げる名牝になっています。 GIIIに格付けされてから日の浅いサウジアラビアRCですが、すでに出世レースとしての地位を確立しつつあります。そんなサウジアラビアRCは前走で新馬戦に出走していた馬が強さを見せるレースでもあります。 サウジアラビアRC がGIIIに格付けされた16年以降の8レースでは、前走で新馬戦に出走していた馬が7勝2着6回3着3回となっています。勝率25.9%、複勝率59.3%と高くなっていますし、単勝や複勝の回収率も優秀な成績を残しています。これだけの好成績を残しているのですから、今年のサウジアラビアRCでも前走で新馬戦に出走していた馬を中心に予想は組み立てたいところです。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走未勝利戦で2番人気以下(ただし、前走が東京芝1600mだった馬は除く) [0-0-0-10]複勝率0% 該当馬:ニシノルアノーヴァ、マイネルチケット ※特に言及のない限り、データはGIIIに格付けされた16年以降の8レースを対象にしています。 上位人気が予想されるマイネルチケットが該当しました。 データ対象のサウジアラビアRCでは前走で新馬戦に出走していた馬が好成績を残しているのは先述した通りです。一方、前走が未勝利戦だった馬については、17頭が出走し1勝3着3回となっています。チャンスがないわけではありませんが、前走新馬戦組と比べると劣勢。 前走が未勝利戦だった馬で馬券に絡んだ4頭の内、3頭が前走で1番人気の支持を集めていた馬でしたので、前走での人気は必ずチェックしたいところです。前走が未勝利戦で且つ2番人気以下だった馬で好走したのは16年のブレスジャーニーのみ。ブレスジャーニーは前走でサウジアラビアRCと同じ東京芝1600mを経験していた馬でしたので、前走で同じコースを走った事がアドバンテージとなり結果を出せたと言えるのではないでしょうか。 マイネルチケットの前走は中京芝1600mの未勝利で2番人気での出走。過去の傾向からすると好走するのは難しい印象を受けます。また、これまで東京でのレース経験もありません。初めての条件に戸惑い力を出し切れずに終わってしまう可能性は十分に考えられますし、人気ほどの信頼は置きづらいですし軽視する事も視野に入れて予想したいところです。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。