マイクロフォーカス、COBOLやPL/I資産のモダナイズを支援する新製品をリリース
マイクロフォーカスは11月5日、「COBOL」や「PL/I」の既存資産をモダナイズするための新製品「Rocket Visual COBOL 10.0J」と「Rocket エンタープライズ製品 10.0J」を発表し、同日から販売を開始している。 Rocket Visual COBOL 10.0Jは、クロスプラットフォームアプリケーションの基盤として「.NET 8」をサポートしている。これにより、COBOLアプリケーションを最新の環境で運用可能にする。また、UTF-8対応が強化され、文字コードの互換性が向上したことで、システム間の連携がスムーズになる。多言語対応のアプリケーション開発や、海外拠点とのデータ連携が容易になるとする。 Rocket エンタープライズ製品 10.0Jは、最新のPL/I規格に対応しており、開発の効率化を促進する。また、Enterprise Serverインスタンスに対する独自のセキュリティ機能とモニタリング機能を提供する。これによって、サイバー攻撃などの脅威からシステムを保護し、モニタリング機能を活用してシステムの稼働状況をリアルタイムに把握する。 同社は、新製品を活用することで、既存システムを維持しつつ、クラウドや最新技術を取り入れたデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進できるとしている。開発者の生産性を向上させ、システムの再構築にかかるコストやリスクを削減し、市場の変化に迅速に対応できる柔軟性を得られるとのこと。また、システムの安全性を高め、運用効率の向上も期待できる。