安倍昭恵さんトランプ夫妻と面会 石破総理とトランプ氏の良好な関係に必要なモノとは【Nスタ解説】
ホラン千秋キャスター: 就任前に「海外要人との面会は原則行わない」という説明を受けつつ、各国の首脳と会談しているトランプ次期大統領という中で、日本はどう見られているのでしょうか。 岩田政治部長: トランプ氏にとって、言いたいことがある人に対してはやはり早く言いたい。例えばカナダのトルドー首相は、メキシコ・カナダは国境が接していて不法移民も来るので、アメリカは全関税を25%増やすということを言い始めています。トルドー首相とはそういう話の流れの中でお会いになっていますが、会談の中でも話題になるでしょう。 早く会えば何かいいかっていうと、早く会って話をすることは大事なんですけれども、難しいことを早くも突きつけられるという状況にもなりかねません。 ■石破総理とトランプ氏の関係は?安倍元総理は“蜜月”築いたが… 良原キャスター: トランプ氏は安倍元総理と大変仲が良かったことでも知られていますが、その良好な関係をどのように築いたのでしょうか。 2016年11月、トランプ氏の大統領選の勝利後すぐに2人は面会しています。その後も夫人を交えて4人で食事をしたりゴルフをしたり、日米首脳会談は51回行われました。 岩田政治部長によると、2人が良好な関係を築けたポイントはこうしたことだけではなく、「対中国への厳しい姿勢が共通していた」という点です。日米の結束をアピールし、外交交渉が有利に進みました。 では、対中国への石破総理の考えはどうなのでしょうか。 岩田政治部長: 石破総理は11月、ペルーで習近平国家主席と首脳会談をしました。そのときは両方の国が建設的で安定的な関係を築くことが国際社会にとっても意義があるし、自分が率直な対話を続けられる関係を習主席と作りたいということで、対話の重要性を確認したところです。 ただ石破総理も、当然日米関係が日本の最大の外交基軸だということは十分わかっているので、日米外交があった上での対中国ということになるでしょう。今のところまだ石破総理自身は対米・トランプ氏との関係はこれから作っていかなければいけないところです。