台湾立法院が選挙後初めて招集 “議長”に最大野党・国民党議員選出
日テレNEWS NNN
台湾の議会にあたる立法院が先月行われた選挙の後、初めて招集され、議長にあたる立法院長に最大野党・国民党の議員が選ばれました。 先月行われた台湾の総統選挙では、与党・民進党の頼清徳氏が当選しましたが、同時に行われた立法院の選挙では、過半数の議席を維持できず、第1党の座を最大野党・国民党に明け渡しています。これを受けて1日に招集された立法院では、立法院長に4年前の総統選を蔡英文総統と戦った国民党の韓国瑜氏が選ばれました。 一方、第3党で動向が注目されていた民衆党は決選投票で民進党と国民党のどちらの院長候補も支持せず棄権しました。党首の柯文哲氏は二大政党の対立を批判していて、両党とは政策ごとに賛否を決める姿勢です。 台湾統一を掲げる中国が圧力を強める中、民進党の頼次期総統は足元の議会でも「ねじれ」を抱えた形で、厳しい政権運営を迫られそうです。