御嶽山 微小な火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移 解説情報第2号を発表 気象庁
気象庁は、10日午後4時、「御嶽山」について、山頂付近を震源とする微小な火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移しているとして、「今後の火山活動の推移に留意する」よう火山の状況に関する解説情報第2号を発表しました。 気象庁によりますと、岐阜県と長野県の県境にある火山、御嶽山では、2024年12月中旬以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移しています。 前回発表した1月3日以降の火山性地震の日回数は以下の通りです。 3日1回、4日8回、5日9回、6日10回、7日5回、8日4回、9日3回、10日は15時までの速報値で6回となっています。 火山性微動は観測されていないと言うことです。 山体の膨張を測る傾斜計とGNSS連続観測では、火山活動によるとみられる地殻変動は認められません。 気象庁は、防災上の警戒事項として「地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。地元自治体等が行う立入規制に従い、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください」としています。 次の御嶽山の状況に関する解説情報は、17日金曜日午後4時ごろに発表の予定で、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせするとしています。