東証 取引時間30分延長初日 トラブルや混乱なく終了 終値決める新たな仕組みも
東京証券取引所は、きょうから70年ぶりに午後の取引の終了時間を30分延長し、午後3時半に無事に終了しました。 東証の午後の取引時間は、これまで0時半から3時まででしたが、きょうから3時半までに延長しました。 初日の取引は、特にトラブルや混乱もなく無事に終了しました。 きょうの終値はきのうより421円高い、3万8474円でした。 終了時間の延長には、システム障害が起きた際の備えとして、取引時間を少しでも長く確保するなどの狙いがあります。 また世界の主な取引所と比べて短い取引時間を延ばすことで、海外からの投資をさらに呼び込むなど市場の活性化を図ります。
みずほ証券・伊達陽一コンタクトセンター長 「お客様から延長に関するお問い合わせは数日前から入っております」 「さらにお客様に啓蒙活動をしていきたい」 また、取引時間延長に加え、「クロージング・オークション」という終値を決める新たな仕組みも導入されます。 取引終了前の5分間は、注文を受け付けるだけで売買は成立せず、取引終了時間になると、売り注文と買い注文を突き合わせて終値が決まります。 注文状況を見ながら、発注ができるため、取引の透明性が高まるということです。
テレビ朝日報道局