新年へ大しめ縄張り替え 伊勢・二見興玉神社 三重
三重県伊勢市二見町の二見興玉神社で15日、新年に向け、夫婦岩を結ぶ3本の大しめ縄を張り替える神事が営まれた。 しめ縄1本の長さは35メートル、重さ40キロ、太さ10センチ。毎年5、9、12月に張り替えている。大しめ縄で結ばれた夫婦岩は、夫婦岩の沖合720メートルの海中にある「興玉神石(しんせき)」を拝む鳥居の役割があるという。 本殿でおはらいを受けた後、太鼓の音や木やり唄が高らかに響く中、神職や氏子ら約20人が2つの岩に登り、1本ずつしっかりと結び付けた。 金子清郎宮司は「興玉神石を守る大しめ縄を張り替えて新年を迎える準備ができた。来年は皆さんにとって良い年になりますように」と話していた。