大阪・松井知事 府大、市大統合「2022年を目指していく」
大阪・松井知事 府大、市大統合「2022年を目指していく」
大阪府の松井一郎知事は2日午後、大阪府庁で定例会見を行った。会見で報道陣から「9月議会に2022年度、大阪府立大学と大阪市立大学を統合する方針を明記する議案を提出する方針を固めた」という報道についての質問があり、松井知事は「我々は1大学1法人をめざすといことは政策として掲げてきたわけだから、時期としては2022年を一つの目標として目指していきたいと思っています」と述べた。 大阪府・松井知事が定例会見(全文1)府大と市大の統合、日本全体にプラス
「一つになって魅力向上を図っていくという大学の意思」
松井知事は、府立大、市立大の両大学が大学の機能強化、魅力ある大学をつくるため「決して我々行政が指導してやっているわけじゃなく、両大学が将来、生徒が集まる学校をつくっていくため、一つになって魅力向上を図っていくという大学の意思ですから、議会のみなさんも重く受け止めていただきたい」と述べた。 また「少子化時代の中、大学があまっていく状況」を踏まえ、そういう時、いかに生徒を集める、生徒にとって魅力ある学校を作るかが大事とし「(これまでの)両大学の歴史伝統文化は否定しないけど、それをひとつにまとめて、新しいイノベーションを起こしていくということが重要ですから、議会の皆さんにもご理解いただきたい」と続けた。
「まとまればすみやかに提案するのが僕の役割」
9月議会での提出のタイミングについては「両大学で意見がまとまったということです」とし、後の議会でも間に合わないということではなく、いちばん重要なのは両大学の意思なので「まとまればすみやかに提案するのが僕の役割だと思います」と話していた。 また「将来一つの大学になろうねといっても、具体的な目標の数値がないと進めていきにくいので、具体的なタイムスケジュールを掲げていくべきだと思います」とした。