小学生や米国人30人が座禅体験 曹洞宗中央院(三沢)でイベント
三沢市の曹洞宗中央院(長谷川覚仙住職)で27日、小学生や米国人が座禅や写仏など、寺の修行を体験するイベント「禅と奏でるSymphony」が開かれた。参加者約30人が国際交流を楽しみながら、仏教への理解を深めた。 日本の文化、伝統に触れてもらおうと、三沢青年会議所(亀山瑠香理事長)が主催。参加者は僧侶から座禅することの意味や正しい姿勢などを学び、10分間の座禅を体験。このほか、仏の絵を模写する写仏にも取り組んだ。 おいらせ町の外国語指導助手(ALT)のアブドル・ジーターさん(21)は「座禅は自分のことを見つめ直す時間になった。(10分間が)5分に感じたから集中できていたんだと思う」と笑っていた。 同町立木ノ下小6年の近野冬弥さん(11)は「(修行は)心を落ち着かせるためにあるんだと思う。楽しかった」と充実感をにじませた。
デーリー東北新聞社