宝探し大会を楽しむ子どもたち＝27日、鹿児島県伊仙町

　鹿児島県徳之島伊仙町の海開きが27日、同町の瀬田海海浜公園であった。安全祈願の神事があったほか、ビーチでは宝探し大会も開かれ、家族連れ約200人が一足早い夏を楽しんでいた。 　この日は天候にも恵まれ、最高気温は平年より約3・4度高い27・4度まで上昇し夏日に。来場した子どもたちは砂浜に埋めたお菓子を探す「宝探し」を楽しんだ。中には、そのまま海に飛び込む子もいてビーチに歓声が広がった。 　父、妹とともに海開き会場を訪れた伊仙小4年の男児は「水が冷たくて気持ちいい。去年は9月ごろまで海で泳いだので今年もいっぱい遊びに来たい」と声を弾ませた。 　神事では伊田正則教育長ら町関係者ら約20人が、レジャーシーズン中の安全を祈願。徳之島地区消防組合伊仙分遣所の所員らによる救急救命講習もあり、心肺蘇生法などについて解説した。 　同分遣所の元田智章消防司令補（43）は「海で遊ぶ際は必ず大人が付き添って子どもから目を離さないでほしい。オニダルマオコゼやカツオノカンムリなどの危険生物や、熱中症にも用心を」と注意を呼び掛けた。