万博協会、「ワンストップショップ」を開設 各国の相談に一括対応
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は24日、万博にパビリオンを出展する国々の、開幕に向けた準備をめぐる多様な相談に一括して対応する施設「ワンストップショップ(OSS)」を大阪府咲洲庁舎(大阪市)内に開設した。 【写真】ワンストップショップで相談する各国関係者 これまで各国は、相談内容によって日本政府や大阪府市、民間業者などに別々に問い合わせたり、申請手続きなどを行ったりしなくてはならなかったが、協会は多様な問題に一元的に対応できる態勢を整え、準備を加速させる。 OSSは常設で、稼働は会期終了まで。平日の午前10時から17時まで、予約に応じて各国の相談に対応する。企業や政府などから人員が派遣されており、パビリオン建設や展示、通関手続き、税金、スタッフ雇用、宿舎手配など、26分野の相談に対応する。 24日には30カ国が相談を予約していた。OSSを訪れたサウジアラビア政府関係者は「(パビリオン内に出展する)レストランのスタッフの雇用などで質問があった。さまざまな問題に一括して相談できる窓口ができたことはありがたい」と話していた。(黒川信雄)