「高い給料もらってるのに…」プロ野球選手会、ファンに寄付募るもまさかの批判殺到 選手のキャリア支援などの新事業、苦難の船出
日本プロ野球選手会が17日に発表した新プロジェクトが、まさかの批判にさらされている。選手のセカンドキャリアサポートや誹謗中傷問題への取り組みなどを掲げたものの、ファンに寄付を求めていることや、具体的な事業予定が見えないことに違和感を持つ人が多かったようだ。 【写真】「おっぱいが大きい人の聴診は嬉しいですか?」小学生みたいな質問への医師の回答が「マジですごい分かる」と反響 ■個人や法人からの寄付を募るも… 「ファンと選手をつなぎ、プロ野球の未来を拓く」ため、選手会が立ち上げた「ファントモ」プロジェクト。公式ホームページでは、取り組んでいく内容として、①セカンドキャリアサポートへの取り組み②誹謗中傷問題への取り組み③社会貢献・コミュニティ活動への取り組みーーを挙げている。 システムの維持や活動の拡大のため「個人や法人の会員からは寄付という形での会員を募る形式をとっております」とし、サイト内でも大々的に寄付を呼びかけている。なお寄付は1500円から可能で、3か月ごとの継続(自動更新)型。返礼品については、来年3月に発表するという。 ただ発表直後から、選手会公式Xの投稿にファンから手厳しい声が数多く寄せられた。 〈一般的に考えれば選手会内で金集めて出資してやることでは感が(労働組合のそれと一緒)〉 〈我々よりはるかに高い給料もらってる選手の皆様が所属する会になんで寄付しなきゃならんの〉 〈ファンから徴収した金でまず初めにやることが誹謗中傷に対する訴訟体制の確立とセカンドキャリアへの支援なのおもろいな〉 〈積立互助のが先じゃないの〉 〈こんなに曖昧な内容でよく寄付集めようと思ったな〉 〈普通の人はねセカンドキャリアは自分で貯めたお金で資格取ったり勉強してるの。寄付なんて誰もしてくれないんですよ〉 特設サイト内では、今後の施策の例として「現役・OB選手向けにオンラインで学習可能なキャリア研修動画の提供」「野球教室や地域おこし活動への参加など、地域を盛り上げていくためにプロ野球選手を派遣するプログラムの構築」「選手とファン(地域)、選手とOBが繋がりをもつことができるプラットフォームの構築」といった記述があるものの、予算規模や時期などは現時点で分からず、寄付を呼びかるフォームだけが目立つ印象を持たれてしまったのかもしれない。 とは言え、選手会が掲げた球界の課題や取り組み内容はいずれも大切なものだ。今後どのような形でプロジェクトが結実していくのか注目が集まる。
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