ボクシングの試合でハイキックKO!ありえない結末に非難轟々、選手は”永久追放”に
10月20日(日・現地時間)タイ・プーケットで行われたプロボクシング[スーパーライト級 4回戦]では、なんと4Rにハイキックで相手を倒す事態が勃発。蹴られた相手は失神し、即座に試合はストップした。 ハイキックした選手はONEにも出場しているMMAファイターで、自身のSNSで「あの蹴りは無意識に出してしまった」と書いているが、世界的に炎上し非難轟々。BOX RECでは”無期限の出場停止”としている。 【フォト・動画】ボクシング試合でハイキック!相手は失神 ハイキックした選手はMMA4戦無敗、全て打撃でフィニッシュしているイドリス・アブドゥラシトフ(21=ロシア)。ロシアのACAで活躍し、今年9月にはONEフライデーファイトでも勝利している。SNSのプロフにはムエタイでも3勝無敗とのことだ。 今回はプロボクシング初挑戦で、ボクシング2勝(2KO)のイラン人ボクサー、バゲル・ファラジとの対戦。 試合は1Rから大荒れで、本職の相手に打ち込まれ、苦戦するアブドゥラシトフが、投げやバックブロー、ヘッドロックなど反則の嵐。 3Rにはアブドゥラシトフが蹴ろうとしたのか、ヒザを上げようとする動作があり、警告もされる。 そして4R、ボディを効かされ、相手のラッシュにほぼ一方的な展開に追い込まれたアブドゥラシトフが、なんと突然左ハイキック! まさかこの距離でパンチが来るとは思わない相手はガードを下げており、まともに食らって棒立ちに倒れた。レフェリーは口をあんぐり”ありえない”という顔をして、試合をストップした。 リングは敵味方陣営が入り乱れ騒然。アブドゥラシトフは失格となった。 アブドゥラシトフはSNSでハイキックした瞬間の動画をアップし「プロボクシングでデビューしたばかりなのに、永久追放になったんだ。あのキックは無意識(自動的)に出してしまった!」と後悔しているかの投稿。 その後、相手と手を取り合った2ショット写真を掲載し「僕らは握手した、仲直りしたんだ」と書いているが、相手陣営の出した映像では、明らかに目を背けている相手に「ブラザー」と言って抱き締めにいっている様子が映っている。 BoxRecによると、アブドゥラシトフは無期限の出場停止とのこと。ネットでは動画が拡散され「永久追放でよかった」「殺人未遂」「格闘技から追放しろ!」と非難の嵐だ。 彼が9月にデビューしたONEでは武道精神をモットーにしているが、アブドゥラシトフはONEに再度上がることが出来るだろうか。