「良きライバル、一番頼れる友達」 2人のそば打ち女子高校生 高め合って県内初の「三段」
特集はそば打ちに励む女子高校生たちです。下高井農林高校そば班の女子生徒2人がそば打ちの審査会で高校生では県内初の「三段」に認定されました。その腕前を、先日、道の駅で開かれたイベントで披露しました。 【動画で見る】「良きライバル、一番頼れる友達」 2人のそば打ち女子高校生 高め合って県内初の「三段」
長野県木島平村の道の駅で開かれた恒例の「農林市」。 地元・下高井農林高校の生徒が育てた野菜などが販売されました。
なかでも人気だったのが、下高井農林の「そば班」が打ったそば。 道の駅の「そば処 村」で提供されました。
新潟から: 「コシがあっておいしかった」 野沢温泉村から: 「感触もいいし、家で食べたそばよりおいしい」
この日、そば打ちも披露したのは3年生の大口空紺さん(18)と小林羽菜さん(17)です。 下高井農林「そば班」・大口空紺さん(3年): 「(出来は)すごくいいと思います。120点です」
下高井農林「そば班」・小林羽菜さん(3年): 「自分のいつも通りのそば打ちができて、皆さんに喜んでもらえたんじゃないかなと」
実はこの2人、そば文化の普及に取り組む団体から県内の高校生では初めてそば打ちの「三段位」に認定された実力者です。
10月27日、下高井農林高校―。
大口空紺さん(3年): 「あら、きれい」 小林羽菜さん(3年): 「ほんと?」 前日、「農林市」に向け大口さんと小林さんがそば打ちをしていました。
大口さんがそば班に入った理由はー。 大口空紺さん(3年): 「祖父がそば打ちを昔からやっていて、それを見て私もやってみたいなと。ここに入って活躍したいなと」
自宅でも祖父の道具を使って、腕を磨いてきました。
一方、小林さんは珍しさからそば班に入りましたが、大口さんに刺激を受け、打ち込んできました。
小林羽菜さん(3年): 「良きライバルでもあるし、一番頼れるいい友達でもあるからこそ、こうやって頑張れたのかなと思います」
2人で切磋琢磨してきた結果、大口さんは2022年、上級生と出場した全国大会の団体戦で優勝。