【平成から令和へ】キムタクの隠密旅行…創刊40周年企画FRIDAYが撮った!「衝撃スクープ写真」
平成から令和へ――。
ITバブルが崩壊し、日本経済が深刻なデフレに陥っていた’00年代。世の中への漠然とした不安感が高まる中で起きてしまったのが、’08年6月の秋葉原通り魔事件だ。周囲への不満や孤立感という犯人の動機と相まって、社会の閉塞感に対する議論も巻き起こした。 【FRIDAY40周年企画】木村&工藤の婚前旅行に…日本を震撼させたスクープ「衝撃ショット」 ’11年3月に発生した東日本大震災は、日本に未曽有の被害をもたらした。とくに福島第一原発の事故はエネルギー政策の見直しを迫る転換点となる。 芸能に目を向けると、当時トップアイドル同士だった木村拓哉と工藤静香の婚前旅行を本誌がスクープ。吉本興業の人気芸人らによる『闇営業』は極秘内部写真とともに報道し、芸能界を震撼させた。 FRIDAYは、今後も取材に基づき情報発信を続けていく。 ’00年4月、木村拓哉(51・当時27)は、交際中の工藤静香(54・当時30)と種子島(鹿児島県)に、極秘旅行に来ていた。 島には情報を入手したメディアが殺到し大騒ぎ。厳戒態勢でピリピリムードが漂うなか、本誌はビッグカップルがピッタリと寄り添う幸せそうな場面を発見。 今では芸能界イチのおしどり夫婦となった。 ◆JR福知山線脱線事故 ’05年5月13・20日合併号 1両目の車両はマンションに激突、電車は原型をとどめていなかった。’05年4月25日、尼崎市(兵庫県)で発生したJR福知山線脱線事故は日本鉄道史上最悪の事故の一つである。生存者は当時、地獄のような現場でこう語った。 「いつもよりスピードが出ているな、と思ったんです。電車が左右にガタガタ揺れて。突然ブレーキがかかり、ドーンという音が聞こえると自分の身体が吹っ飛ばされていました」 事故の原因は、運転士が制限速度を大幅に超過していたことに加え、ATS(自動列車停止装置)の不備や、過酷な労働環境が重なったことが指摘されている。 人々の生活を支える鉄道には徹底した安全対策が望まれる。 ◆秋葉原通り魔事件 ’08年6月27日号 「地面に叩きつけられた人たちはピクリとも動いていなかった。警官に取り押さえられた犯人は、返り血で真っ赤でした……」 秋葉原通り魔事件の目撃者は当時の凄惨な現場をこう証言した。’08年6月、秋葉原の歩行者天国に、トラックが突進。その後、刃物で通行人を襲い、7人が死亡、10人が重軽傷を負う大事件が発生した。 現行犯逮捕された加藤智大(当時25)は、その後の裁判で「反省しています」と陳述。両親や職場、ネット掲示板での孤立感への不満から凶行に及んだことも明らかとなった。’11年3月、東京地裁は加藤に死刑判決を言い渡し、控訴審、上告審でも死刑が確定。 死刑は’22年7月に執行されたが、被害者の無念が晴れるはずはない。 ◆東日本大震災 ’11年4月1日号 「いろんな場所で火の手があがって、まるで海全体が燃えているようで……。あの日の光景は今でも頭にこびりついています」 炎に巻かれながら無我夢中で避難した男性は当時、FRIDAYに恐怖をそう証言していた。 ’11年3月11日、国内観測史上最大のM9.0を記録する東日本大震災が発生。大規模火災が起きた宮城県気仙沼市は一夜で焦土となり、仙台港近くの石油コンビナートから黒煙が激しく燃え上がる写真もその凄まじさを物語っている。 あの日、普通の暮らしは一瞬にして奪われた。瓦礫(がれき)に埋もれた街を歩く老女は、自宅があったはずの場所を探しながら絶望に涙し、その横では自衛隊員らが必死に生存者を探し続けた。懸命な救助活動の脇で、そこここに未収容の遺体が横たわっている現実――人々は言葉を失うしかなかった。 13年が経過した今でも、処理水問題や原発再稼働など課題は山積み。『3.11』の復興と防災の取り組みに終わりはない。 ◆吉本興業″闇営業″問題 ’19年7月5日号 ’19年、『雨上がり決死隊』の宮迫博之(54・当時49)を中心とした芸人らが、振り込め詐欺グループの忘年会に出席し、モノマネや歌まで披露して、記念撮影――。『闇営業』の事実をFRIDAYがスクープすると、芸能界に衝撃が走った。 反社会的勢力との関わりが問題視され、吉本興業のマネジメント体制の不備が浮き彫りに。FRIDAYの直撃に宮迫は「カネはもらってへんよ」と嘯いていたが、後の会見では一転、報酬100万円を認めた。 騒動を受けて宮迫は、吉本興業から契約解消。『ロンドンブーツ1号2号』の田村亮(52・当時47)のように、本格的な活動再開まで数年を要した者も多く、脇の甘い行動の代償はあまりに大きかったといえる。 ◆紀州ドン・ファン事件 ’21年5月21日号 「私はやってないから」 逮捕前、記者の問いかけに答える須藤早貴被告(28・当時25)の口元は笑っていた。’18年5月、『紀州のドン・ファン』として知られる資産家・野崎幸助氏(享年77)が急性覚醒剤中毒で死亡し、大きな注目を集めた。野崎氏の愛車前で撮った写真に写る早貴被告は、’21年4月に殺人などの容疑で逮捕された。 早貴被告は、野崎氏に覚醒剤を故意に摂取させた疑いが持たれている。今年9月に和歌山地裁で始まった裁判では被告が密売人と接触していたことや、事件前に覚醒剤について調べていた形跡が明らかとなった。一方、否認を続ける被告と弁護側は、事件当日のアリバイを根拠に無罪を主張している。 判決は12月12日の予定だ。 『FRIDAY』2024年11月22・29日合併号より
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