新型「ヴァンテージGT4」発表!アストンマーティン・レーシングが開発したトップクラスのGTレースカーモデル!
市販ロードカーをベースにレギュレーションに最適化されたボディエレメント
シャシーの変更もレギュレーションによるものだ。インボード・サスペンションの取り付けポイントは市販ロードカーと同じで、サスペンション・リンケージに若干の変更が認められている。これは、レーシング用途に適したキャンバー範囲を確保するためであり、また、新型ロードカーに装着される21インチホイールよりも大幅に小さい18インチ径のホイール&タイヤパッケージに適合させるためである。ヴァンテージGT4は、AMR仕様の新しい特注鍛造アルミホイールを使用している。 ヴァンテージGT4のボディパネルの大部分は一般的な生産品で構成されている。ボンネットは例外で、エアアウトレットを組み込むことができ、持続可能な天然亜麻繊維の複合材で作られ、コルクの芯材で補強されている。GT4レギュレーションでは、エアロダイナミクスの変更も制限付きで認められており、新型ヴァンテージGT4では、フロントスプリッターの大型化と新しいリアウイングが追加されている。その結果、従来のヴァンテージGT4に比べてダウンフォースが増加し、空気抵抗が減少している。 また、エアフロー・マネージメント、特にエンジンとブレーキへの冷却空気にも注意が払われている。どちらも新型ヴァンテージのデザインから恩恵を受けており、ラジエターの開口部が大きくなったことで、エンジンの冷却システムにより大量の空気が流れるようになった。また、ブレーキへのダクトエアも大幅に増加した。これらの改良は、リアウイング上のエアフローを乱すことなく達成された。
MotorFan編集部