東京タワーでデートしない?
プラネタリウムで肩を慣らして、夜の東京タワーを眺めよう。
誰がなんと言おうと、夜の東京タワーはロマンチックだ。温かみのあるオレンジ色にライトアップされたそれを「寒いね」なんて言いながら歩くのは、東京の正統なデートな気がする。ただあまりにベタすぎて近くまで行くこともそうそうないので、改めて夜の東京タワーを眺めるデートを考えたくなった。 王道すぎて誘うのが気恥ずかしいけど、やっぱり名所デートはいい。 東京のランドマークをディグってポパイオリジナルのデートコースを作ったよ。 いきなり東京タワーに向かうのは気が急いているようだし、「みなと科学館」でプラネタリウムを観ることくらいから始めたい。詰め込みすぎも嫌だけど、目的地だけを回るプランも味気ないから。プラネタリウムなんて小学生以来観てない人のほうが多そうだし、彼女も楽しんでくれるはず。1回600円で好きなプログラムを選んだら、いざ夜空の旅へ。16時30分からの回が時間的にはベストだ。 観賞が終わったら、東京タワーが真っ正面に見える「芝公園4号地」まで15分くらいお散歩だ。周辺の殺風景なオフィスビルが目に入らない、絶好のスポット。ここは広い芝公園でも、タワーを頭から足まで望めるとっておきの場所。そのまま歩けば「東京プリンスホテル」が見えてくる。ホテル内の和食屋『清水』は、地下1階の窓から東京タワーを眺めながら食事ができる。板前さんがつくる正統派な和食が、比較的カジュアルに楽しめる定食もある。こういうお店を知っているかどうか、がベタなデートコースでは大事である。 久しぶりの東京タワーは、せっかくだから250mの展望台まで上れるトップデッキツアーを。ツアーまでの待ち時間におすすめなのが、仲條正義によるロゴマークのグッズがある2階の『TTA STORE』。東京タワーから、日本の文化を発信するためのショップで、写真家の大森克己さんの展示なども行っていた。150mのメインデッキでは「タワー大神宮」なる小さな神社があり、こんなところあったかななんて話すのも楽しい。250mのトップデッキは、メインデッキよりも人が少なく、二人でのんびりと夜景に浸れる。やっぱり夜の東京タワーはロマンチックだ。