来日当初は低評価も…ファンに愛される中日の助っ人が「必要不可欠な存在」に
上位浮上へ必要不可欠
立浪和義監督は就任3年目を迎え、低迷期脱却に向けてチーム改革を進めていた。二遊間のレギュラー格だった阿部寿樹(楽天)、京田陽太(DeNA)をトレードで放出した際は賛否両論の声が上がったが今年は二塁・田中幹也、遊撃・村松開人が成長の跡を見せ、三塁は高橋周と石川昂弥、一塁は中田。そして内外野守れるカリステが控えていることで選手層が厚くなった。 今年の開幕前に週刊ベースボールのインタビューで立浪監督は、「ずっとBクラスが続いて低迷しているチームですから、やはり選手を変えていかないと変わっていかない。それは1年目にすごく感じたことです。その中でもすぐに結果を出していかなければならないのですが、変えたからと言ってそんなにすぐに結果が出るものでもない。でもそこは批判覚悟でね。結果が出なければ言われるのは当然ですし、それは監督の責任ですから。今年は腹をくくってやりますよ」と語っていた。 カリステは「三番・左翼」でスタメン出場した5月17日のDeNA戦(横浜)でも初回に左前打を放ち、先制点をおぜん立て。試合は逆転負けで最下位に転落したが、首位・阪神に4ゲーム差と団子状態が続く。攻守で飛躍的に成長している助っ人は上位浮上へ、必要不可欠な存在だ。 写真=BBM
週刊ベースボール