価格、量産の時期、製造工程など…サイバーキャブについてイーロン・マスクが話した6つのこと(海外)
価格は「大体2万5000ドル」
「WE,ROBOT」のイベントでマスクが初めてサイバーキャブを披露した際、彼は「3万ドル(約450万円)以下」で販売する予定だと話している。 2024年10月23日の決算説明会では、サイバーキャブの購入には「およそ2万5000ドル(約375万円)」かかるとマスクは語った。 「我々が設計したものは、自動運転に最適化されている。価格は約2万5000ドルになるだろう。つまり2万5000ドルの自動車だ。そしてあなたが望めば自分の専用車として購入できる。その車にはハンドルもペダルも搭載されていない」
ハンドルやペダルはない
もしあなたがハンドルやペダルの付いた従来の3万ドル以下のテスラ車を期待しているなら、それはサイバーキャブではないだろう。 マスクは2万5000ドルの非ロボットタクシーがいつ登場するかという質問に対し、「我々は車の未来についてはっきりと示していると思う。未来は自動運転だ」と答えた。 マスクは、通常型の2万5000ドルのモデルを持つことは「無意味」であり、「ハイブリッド、マニュアル、オートマチック」車は自動運転車ほど「優れていない」と語った。彼によると、テスラは「自動運転に最適化された」車両を設計しているという。
「自分専用の映画館」にいるような車
テスラ車に搭載するディスプレイで利用できる機能やアプリケーション増やし続け、完全自動運転が実現すれば「車が自動で運転している間、あなたは好きなこと何でもできる」とマスクは語った。 インターネットを見たり、AIに質問したり、映画を見たり、ゲームをしたり、あるいは「生産性のある」何かをするという例をマスクは挙げている。 「サイバーキャブには大画面と優秀なサウンドシステムが搭載され、すばらしい映画を観ることができる」
製造するのは「革命的」な機械
マスクによると、テスラは「大量生産のための設計」を行っており、「革命的」な「機械を製造する機械」も設計しているいう。 「サイバーキャブは、単に革新的な車両設計をされているだけではなく、サイバーキャブによって車両製造の革命がもたらされる」とマスクは話している。 「サイバーキャブのサイクルタイム、つまり生産ラインの1時間あたりの生産台数、これは本当に特別なものだ」 マスクは、機械を製造する機械は、サイクルタイムという観点で見れば従来の工場よりも5倍優れた設計になっていると語った。 誰が車両を製造するか、どこで製造されるか、どのように輸送され、どのように組み立てられるかという要素をうまく組み合わせることで、「可能な限り最も効率的な工場」を実現したとテスラは述べている。このことはテスラの設備投資効率や選ばれた部品の数、さらにはその性能に反映されると決算会見で説明している。
Ana Altchek