<解説>「おむすび」からひもとく平成“ど真ん中”の2004年 人気絶頂だった歌姫、“最後の年”はプレーオフで涙、“聖地”で歴史的快挙
10月10日放送の第9回では、陽太と翔也がグラウンドで早速、対戦する様子が描かれたが、この2人が目指す甲子園では、この年(2004年)の夏、南北海道代表の駒大苫小牧が初優勝を遂げ、真紅の大優勝旗がついに津軽海峡を越えるという歴史的快挙も。
同大会(第86回全国高校野球選手権大会)には、宮城代表の東北高校のエースとしてダルビッシュ有投手が“最後の夏”として出場。大阪代表のPL学園高校の前田健太投手が甲子園デビューを飾っている。
「おむすび」に話を戻すと、第9回の放送で、ピンチにリリーフ投手として登場し、好投を披露した翔也は、試合中の“メガネ姿”から、翌日の新聞に「福西のヨン様」と紹介されたが、ここでの“ヨン様”とは、2004年ごろ、日本でも大ブームを巻き起こしていた韓国ドラマ「冬のソナタ」の主演俳優、ペ・ヨンジュンさんの愛称が元ネタ。
SNSでは「ヨン様って久々に聞くなあ…」「ヨン様。ああそういえばこの頃か」との声が上がったが、こうやってドラマを通して、ちょっぴり懐かしい気持ちになるのも一興だ。