イスラエル、ICCのネタニヤフ首相らへの逮捕状に異議申し立てへ
[エルサレム 27日 ロイター] - イスラエルは、パレスチナ自治区ガザの紛争に関連して国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ首相とガラント前国防相に対して出した逮捕状に異議を申し立てる方針をICCに通告した。イスラエル首相府が27日に明らかにした。 ICCは21日、ネタニヤフ氏とガラント氏、およびイスラム組織ハマス幹部のムハンマド・デイフ氏に対し、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑で逮捕状を発行した。 イスラエルは、ガザにおける戦争犯罪を否定し、これに関するICCの管轄権を認めていない。 イスラエル首相府は「ICCに異議申し立てを行う意向を通知するとともに、逮捕状の執行を延期するよう要求した」と説明した。 異議申し立ては裁判官によって判断され、国連安全保障理事会が捜査や訴追を一時停止する可能性もある。