【大阪観光】日本最古の寺院「四天王寺」の楽しい巡り方。絶品の“だし巻き玉子”ランチも
●大阪・天王寺にある人気観光スポット「四天王寺」の楽しいめぐり方とは? 毎月行われる骨董市や太子忌の様子、参拝の前後に立ち寄りたいおすすめランチをご紹介。古の寺院「四天王寺」の楽しい巡り方。絶品の“だし巻き玉子”ランチも
約1400年前、推古天皇元年(593年)に聖徳太子が建立した日本最古の官寺「四天王寺」。甲子園球場の約3倍という広大な境内には、シンボル的存在の五重塔、四季折々の自然が楽しめる庭園など、見どころがたくさんあります。 大阪名物ふわふわのだし巻き玉子のお店 毎月21日と22日は弘法大師と聖徳太子の月命日で、骨董市をはじめ多くの露店が並んだり、普段は入れない場所が一般公開されたりと境内は大賑わい。たくさんの参詣者が訪れます。その中で、22日に開催される「太子忌(たいしき)」に行ってきたので、その様子をレポートしましょう。
1400年の歴史を誇る「四天王寺」
大阪メトロ・四天王寺前夕陽ケ丘駅から歩くこと5分。四天王寺の西側に位置する「石鳥居」が見えてきました。この石鳥居はもともと木造でしたが1294年に再建され、現在は国の重要文化財に指定されています。 鳥居をくぐったら、一番の見どころ「中心伽藍(がらん)」に入っていきましょう。
中心伽藍とは南から北へ向かって中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べ、その周りを回廊が囲む配置のことで、日本で最も古い建築様式の一つ。 普段は大人300円の入場料がかかりますが、21日と22日には無料で開放されています。1400年という長い歴史の中で何度も焼失と再建を繰り返しており、現在見られるものは8代目にあたるのだとか。都会の中心にそびえ立つ五重塔は、圧倒的な迫力でした。
「絵解き」で学ぶ聖徳太子の生涯
聖徳太子の一生を描いた壁画を納めている「絵堂」は、毎月22日に限り一般公開されます。14時頃に行ってみると、僧侶による”絵解き”が行われていました。 聖徳太子が生まれてから亡くなるまでのエピソードを、クスッと笑える小話を交えて話してくれるので、歴史に疎い筆者でも楽しめました。係の人曰く、「月によって僧侶が変わるので、また違った話が聞けて楽しいですよ」とのこと。ぜひ時間を合わせて訪れてみてください。
大阪最大級の骨董市で宝探し
21日、22日は、境内に約300店舗以上が軒を連ねる大阪最大級の骨董市が開かれます。美術品や骨董だけでなく、着物や古着、世界各国の雑貨やおもちゃまで、ありとあらゆる品が勢揃い。ぶらぶらと眺めて歩くだけでワクワクします。 お店によって異なりますが、開催時間は8:00~16:00頃まで。15時頃には片付けはじめているお店がほとんどでした。出店数は21日の方が多いそうなので、骨董市が目当てであれば21日の午前中に訪れるのがおすすめです。