京都精華学園インターハイ3連覇!猛追する岐阜女との大接戦に1点差で勝利【北部九州インターハイ2024/高校バスケ】
京都精華学園がインターハイ3連覇!
8月9日、「令和6年度 全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会 (北部九州インターハイ)最終日、女子決勝で京都精華学園(京都)と岐阜女(岐阜)が対戦。京都精華学園は、No.18ユサフボランレ アイシャットがインサイドで存在感を発揮して18点差を作ったが、岐阜女の猛追を受ける。4Qに入り、逆転を許したが、残り41秒No.18ボランレのシュートで逆転。56-55で競り勝ち、インターハイ3連覇を果たした。これでインターハイ、ウインターカップと全国大会5連覇を果たしている。 【表】『北部九州インターハイ2024』女子トーナメント表 3連覇を目指す京都精華学園は、今大会2回戦で市前橋(群馬)、3回戦で桜花学園(愛知)、準々決勝で聖和学園(宮城)、準決勝で昭和学院(千葉)を下しての勝ち上がり。No.18ボランレが今大会では4試合で31.8得点、20.3リバウンドと要となっている。対する岐阜女は、2回戦・英明(香川)戦、3回戦・浜松開誠館(静岡)戦、準々決勝・四日市メリノール学院(三重)戦、準決勝・東海大付福岡(福岡②)戦に勝利しての決勝進出。No.9杉浦結菜が13.0得点、No.7ディヤイ ネイが11.3得点、No.5安藤美優が8.25得点など、多くの選手が得点でき、今大会平均47.3失点とディフェンスが良い。両者はウインターカップ決勝で対戦。その際は京都精華学園が63-59で勝利し、3冠を達成している。 京都精華学園はNo.4林咲良のレイアップで先取点。直後に岐阜女No.10三宅香菜が3Pシュートを沈める。先にリードしたい岐阜女はNo.7ディヤイ ネイがゴール下で得点。しかし、京都精華学園はNo.4林が3Pシュートで、No.18ボランレ、No.7石渡セリーナも得点し、残り5分で11-5とする。積極的に3Pシュートを放つが決まらない岐阜女、今度はインサイドにアタックするがいい形が作れない。焦りも出てかターンオーバーが出てしまう。終盤、2年生No.13小松美羽の3Pシュートで久しぶりに得点、さらにNo.5安藤も得点したが。No.6桃井優、No.5橋本芽依と3年生がしっかり得点につなげた京都精華学園の16-10で1Qを終えた。 早めに追いつきたい岐阜女は2Q、No.5安藤の3Pシュート、早い攻撃からNo.9杉浦、No.10三宅が決めて点差を詰める。しかし、京都精華学園はNo.18ボランレがリバウンドで頑張り、No.4林、No.6桃井、No.13満生小珀のスリー、No.7石渡のシュートとつなぎ、一気に点差を広げる。終了間際、岐阜女はNo.10三宅が3Pシュートを沈めたが、京都精華学園の32-22で折り返す。 3Qに入っても京都精華学園は隙を見せない。No.18ボランレがインサイドに立ちはだかって得点を防いで18点差までリードを広げる。しかし、残り5分を切ってから、岐阜女のディフェンス強度がアップ。ターンオーバーを引き出してNo.13小松、No.10三宅が速攻から得点。さらにNo.10三宅がスリーも沈めると、No.9杉浦の速攻も出て一気に37-44まで詰める。京都精華学園の山本綱義コーチはここでタイムアウト。岐阜女はNo.9杉浦のフリースローで5点差にしたが、京都精華学園はNo.5橋本が強気にスリーを決めるとNo.18ボランレもゴール下で決めて50-41で4Qを迎えた。 勝負の10分間を迎えても岐阜女は好守をキープ。ミスを引き出して早い攻撃に繋げ、じりじりと差を詰める。残り5分半、No.9杉浦がスティールから決めて2点差にすると残り4分46秒、またもNo.9杉浦が3Pシュートを射抜いて53-52とついに逆転。ここからは互いに素晴らしいディフェンスを披露し、約2分間得点が動かない。京都精華学園はNo.6桃井がレイアップを奪うが、岐阜女はまたもNo.9杉浦がレイアップを決める。岐阜女の1点リードで残り1分を切る。残り41秒、京都精華学園はNo.18ボランレが決めて56-55に。ここでタイムアウトを取った岐阜女はNo.7ディヤイに託すがシュートは決まらず。残り20秒からの京都精華学園のオフェンスで岐阜女はターンオーバーを引き出して残り14秒に。岐阜女はここでNo.5安藤に託して3Pシュートを狙ったが決まらず。京都精華学園がインターハイ3連覇を果たした。