公明党・石井啓一衆院議員が語る次期衆院選の戦略!公明党の議席獲得目標は?関西で維新に勝つ方策は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
公明党が比例区で最も多くの票を獲得したのは2005年の郵政解散のときのこと。それと比べても得票率はそれほど変わっていないとのことです。 とはいえ、次期衆院選は自民党の政治資金問題の影響もあり、目標実現のハードルは決して低くはありません。実際、石井氏は街頭活動で「いつまで自民党と連立を組むんだ」と声をかけられることもあるそうです。 石井氏「(自民党と連立を組んでいるから)公明党に対しても批判はあります。そういう意味では甘くない、非常に厳しい選挙だと思っています」 選挙に向けてさまざまな施策を打ち出している公明党。なかでもTikTokは政界いち使いこなしているともっぱらの評判です。石井氏も円周率に関する証明問題で出演し、見事正答しています。 公明党がTikTokに取り組む背景について、石井氏は前回の参院選でSNSを活用した政党が議席を伸ばした点に言及。特に若い層は動画で情報を得ている部分に着目し、この取り組みを始めたとのことです。 石井氏「なかなか10代はテレビや紙媒体では(情報が)到達しにくいということがあって、そこに挑戦したということです」 次期衆院選をめぐっては、自公の東京での選挙協力の行方が一時期話題に。一度は選挙協力解消となり、普段温厚で知られる石井氏が怒りをあらわにしたこともメディアの注目を集めました。 当時のことについて、石井氏は10増10減に伴い候補者を増やしたい思いがあったとコメント。それまで公明党は東京では25選挙区のうち1人しか候補を出しておらず、今回の区割り変更をきっかけに2人以上出す方向で交渉を重ねていたとのことです。 そこに「我々の信頼関係を裏切るようなことがあった」と石井氏。「普段温厚な私がつい……」とコメント。「相当の思いがあってのことなんだ、ということを伝えるために強い言葉で言わざるを得なかった」と当時を振り返りました。
最終的に岸田文雄総理と山口那津男代表が会談。次期衆院選では1議席、次々回の衆院選挙では次期衆院選の結果を踏まえ2議席確保を共通の目標とすることを合意しました。 もう1つ、次期衆院選で注目されるのは関西での公明対維新の闘いです。 石井氏は大阪周辺における維新の無類の強さに言及。「相当厳しい選挙になる。これまでと同じようなわけにはいかない」とコメントしました。 維新は大阪府内の候補者の重複立候補を禁止する方針を固めているとのことですが、公明党は現時点で未定とのこと。これまでも選挙の直前に決定してきた経緯があり、石井氏は次期衆院選においても直前に判断することになるとの見方を示しました。
その戦略について問うと「うまい策があれば飛びつきたいところなんですけれども、政治活動・選挙活動に『これさえやっておけば勝てる』というのはない」と石井氏。 「考えられることを全て地道にやらざるをえない」とし、実際に石井氏自身も朝夕の駅頭活動、折に触れての街頭活動、地域行事への参加などあらゆることに取り組んでいるとのことです。 特に今回は、比例区から小選挙区に移って選挙区がぐっと狭まったこともあり、石井氏は「密な戦いをやらせていただいてます」とコメント。 全国をめぐる活動については「全国はなるべく山口代表に……」としめくくりました。
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