【紅白】橋本環奈“無双状態” 株上げた最後の最後の間「肝が据わりすぎてる」「動じない…かっこええ」
大みそか恒例の「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)が12月31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、注目の司会陣は3年連続大役の女優・橋本環奈(25)が“無双状態”の立ち回りを見せた。 【写真あり】橋本環奈 紅白着用ドレスが「ミャクミャク」みたいとの声も お値段は… まさにマスタ-・オブ・セレモニーだった。オープニングでは「いよいよ始まりました、紅白歌合戦。これから4時間半、素敵な時間を共有できるのが楽しみです」と笑顔で話し、歌の祭典の幕開けを宣言。2年連続でパートナーを組んだお笑いタレント有吉弘行(51)、今年初司会の女優・伊藤沙莉(30)に質問を振る指令塔役を演じた。 3度目の司会とあって、有吉から心境を問われると、「余裕ではないです。だけどすごくワクワクしています。皆さんと一緒に楽しみたいと思います」と返答。一般的に聞き取りにくいとされるハスキーボイスも、声の圧、大きさで絶妙に調整し、明るくステージを進行していった。 鈴木奈穂子アナウンサーは、NHKホールの審査員席やサブステージなど、各所へ動き回って伝える役どころ。メーンの進行は橋本にかかっていた。歌の準備に微妙な数秒の空きが生じると、あえてゆっくりめに話したり、すかさず楽曲に対する自身の思い入れを挟み込むなど、よどみない流れを作った。あいみょんの歌唱前にも数秒の間ができたが、心配そうな伊藤、有吉を横目に、しっかり間を取って曲紹介した。 初めての大役を担った伊藤も、序盤こそ緊張でかむ場面があったが、橋本のスムーズな進行に安心したのか、徐々に言い間違いも減少。志願のダンス挑戦だった有吉がパフォーマンスに集中できたのも、橋本の安定感が軸にあったのかもしれない。 橋本は衣装でも見る者を楽しませた。大きな赤い花の装飾がたくさんあしらわれたドレス、横に流したポニーテール姿で登場。後半からはゴールドのオフショルドレス、お団子頭に様変わりした。最後はスパンコールが付いた黒のドレスでシックな装いでまとめた。かつての“主戦場”だったパフォーマンスも盤石。放送100年を記念した特別企画「歌って踊ろう! KIDS SHOW」では、司会3人で「だんご3兄弟」「おかあさんといっしょ」の人気曲「からだ☆ダンダン」を明るく元気にダンス。ステージに彩りを添えた。 4時間25分の司会ぶりは“準パーフェクト”。予想外の出来事はただ一つ、自身がヒロインを務める連続テレビ小説「おむすび」の主題歌「イルミネーション」をB’zが歌う場面だった。 「ゆい~!」と舞台袖から声が。恋人役の佐野勇斗、姉役の仲里依紗、母役の麻生久美子、父役の北村有起哉が登場すると、橋本はしばらく状況がのみ込めない様子で絶句した。少しして「(出てくる)予定ないって言ってたじゃん!え~!?」と佐野に質問。佐野は「ごめん、うそついてた」と謝り、場が和んだ。B’zも、同曲だけのはずが、「LOVE PHANTOM」「ultra soul」とさらに2曲をサプライズ披露。さすがの橋本も「ええ~!」と驚いていた。 トリ前にマイクを握る場面では数秒、せりふが止まる間も。それでも、動じることなくしっかり前を向き、「一人一人のあなたの明日が、希望に満ちあふれていますように」とまとめた。SNSには「あの間に耐えられるのは橋本環奈だけ」「橋本環奈、肝が据わりすぎてるだろ……」「ここで謎の間 しかし動じない橋本環奈 かっこええ」と驚きの声もあった。紅白は白組の優勝で幕を閉じたが、SNSには「まぁ満場一致で白優勝だなとは思ってたけど私の中では橋本環奈が優勝だった」といった意見もあった。 日ごろから「緊張したことがない」と豪語する橋本。過去2年の司会ぶりに続き絶賛だったが、もはやサプライズ連発でなければ橋本の強心臓を揺さぶることはできないのかもしれない。