転職活動中です。「手取りで20万円以上」ほしいのですが、求人票での給与はいくら以上であれば希望がかないますでしょうか?
手取り20万円の額面金額シミュレーション
以下の条件で、手取りが20万円を超えるためには額面金額がいくら必要かをシミュレーションしてみました。 <シミュレーション条件> ●30歳、単身、東京都渋谷区在住 ●給与のみ、賞与なし ●全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入 ●基礎控除48万円(住民税は43万円) ●給与所得控除140万円 ※ここでは他の控除や定額減税等は考慮していません。 詳細は、図表2のとおりです。 【図表2】
※実際の金額とは異なる場合があります。 今回のシミュレーションでは、額面金額が25万円を超えると手取り額が20万円以上になります。 ただし、控除額は個人によって異なり、企業によって手当の内容も異なるため、希望する企業の給与形態をもとにシミュレーションを行ってみてください。
給与や仕事内容、条件などを総合的に判断して求人を選ぼう!
給与から差し引かれる税金や保険料を理解することで、額面金額から手取り額を予測しやすくなります。ただし、転職活動では手取り額だけでなく、仕事内容や転勤の有無、福利厚生、社風など多くの要素も踏まえて判断することが大事です。 生活のために手取り額を確認することは大切ですが、これにばかり気を取られると、自分に合わない転職先を選んでしまい、早期退職のリスクが高まる可能性があります。さまざまな情報をもとに総合的に判断しましょう。 出典 国税庁 No.2260 所得税の税率 厚生労働省 雇用保険料率について 全国健康保険協会(協会けんぽ) 令和6年度保険料額表(令和6年3月分から) 国税庁 No.1410 給与所得控除 国税庁 No.1199 基礎控除 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部