ごみ削減目標達成は絶望的 ごみ袋有料化に向け準備 福島・会津若松
【福島】「ごみ緊急事態宣言」を発令し燃やせるごみの減量を市民に呼びかけている会津若松市の削減目標の達成が、絶望的となった。市はごみ袋の有料化に向けた準備にとりかかる。 26日の定例会見で市が明らかにした。最新の10月の削減率は、前年同月比で6・2%で、市が目標として掲げた「12%以上」の半分にしか届かなかった。 市は「9~11月の3カ月で前年同期比12%以上の削減」が達成できなければ、ごみ袋の有料化を検討する考えだ。目標達成のためには11月だけで25・6%の削減が必要で、実現は難しい。 室井照平市長は「たいへん厳しい状況だ。まだ確定したわけではないが、有料化に向けた準備は進めないといけない」と述べた。 9~11月の削減量の最終値は12月中旬に出る。市は「結果が出しだい速やかに(有料化を)判断する」としている。(斎藤徹)
朝日新聞社