【欧州市況】株はほぼ変わらず、FOMC待ち-英国債は下落
(ブルームバーグ): 18日の欧州株はほぼ変わらず。前日までは4営業日続落だった。投資家は来年の米金融政策の手掛かりを探ろうと、この日連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する金融政策を待った。
ストックス欧州600指数は約0.2%高。業種別では銀行、テクノロジー、エネルギー関連株が上昇した一方、鉱業や化学関連銘柄は下落した。
欧州債市場では英国債がドイツ債をアンダーパフォームした。朝方発表された英インフレ統計を受け、市場ではイングランド銀行(英中央銀行)の利下げペースはより緩やかになるとの見方が強まった。英国のインフレ率は11月に8カ月ぶりの高水準となった。
10年物の英独債のスプレッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して232bp。
トレーダーは、英中銀が19日発表する政策判断では金利据え置きを見込む。来年末までの利下げは計52bpと、前日から4bp低下した。
欧州中央銀行(ECB)に対する利下げ見通しはほぼ変わらず。来年末までに計119bpとなっている。
12月18日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Cap Four Days of Losses as Focus Shifts to Fed
Gilts Underperform Peers After UK Inflation: End-of-Day Curves
(抜粋)
--取材協力:Michael Msika.
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Sagarika Jaisinghani