【高校野球】大阪桐蔭が滋賀学園に無念の敗戦 先発・森陽樹が6回途中3失点 秋季近畿大会初戦敗退は14年ぶり屈辱
◆秋季近畿地区大会▽1回戦 滋賀学園3―2大阪桐蔭(26日・ほっともっとフィールド神戸) 【写真】好投した対戦相手の右腕、マウンドでいい表情! 来春センバツ(2025年3月18日開幕・甲子園)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会の1回戦で、大阪桐蔭(大阪2位)が今夏甲子園で8強入りの滋賀学園(滋賀1位)に敗れた。秋の近畿大会での初戦敗退は、2010年の加古川北戦以来、14年ぶり。5年連続でのセンバツ出場が遠のく、無念の結果となった。 この日は、新チームからエースナンバーを背負う来秋ドラフト候補右腕・森陽樹(はるき、2年)が先発。だが、両軍無得点の4回、2死二塁から5番・吉森爽心三塁手(1年)に左前適時打を許し、1点を先取される。 それでも、打線はその裏に反撃を開始する。先頭の2番・須貝蒼左翼手(2年)が中前打を放つと、二盗と相手捕手の送球ミスで無死三塁とする。その直後、3番・畠中健太中堅手(2年)に中前適時打が生まれ、すぐさま同点に追いついた。なおも1死三塁の好機では、5番・増田湧太捕手(2年)が三塁へ内野安打となるスクイズを決め、2―1と逆転に成功した。 しかし、1点リードの6回2死一、二塁から、先発の森が2者連続四球を献上。押し出しで同点とされると、2死満塁からは8番・藤本聖人右翼手(きよと、2年)に左前への勝ち越し打を浴びた。森は、5回2/3で6奪三振ながらも、4安打4四球3失点で無念の降板となった。 その後は、2番手右腕・中野大虎(だいと、2年)が力投を見せたものの、打線が相手右腕・長崎蓮汰の前に沈黙。最後まで1点差をひっくり返すことができなかった。
報知新聞社