トランプ氏はバーガー店訪問、ハリス氏礼拝参加 激戦州でアピール
Andrea Shalal Steve Holland [アトランタ/フィラデルフィア 20日 ロイター] - 11月5日投開票の米大統領選が約2週間後に迫る中、民主党候補ハリス副大統領は20日、激戦州ジョージアの教会で礼拝に参加し、共和党候補トランプ前大統領は同じく激戦が見込まれるペンシルベニア州でファストフード大手マクドナルドの店舗を訪れた。 トランプ氏はフィラデルフィア郊外にあるマクドナルドで厨房に入って「念願」と呼ぶフライドポテトの調理を行い、ドライブスルーの窓から客に手渡しした。 トランプ氏はマクドナルド訪問の狙いの一つが、カリフォルニア州での大学時代にファストフード店でアルバイトをしたというハリス氏の主張はうそだと改めて非難することだとした。根拠は示していない。 一方、ハリス氏はこの日、60歳の誕生日を迎えた。アトランタ郊外の2カ所の教会で礼拝に参加し、その一つでは有名歌手のスティビー・ワンダーさんが生演奏を披露した。「ハッピー・バースデー」の歌で祝福を受けたハリス氏は、死ぬまでやりたいことの一つがかなったと喜んだ。 支持者に向け「全米で現在私たちが目にしているのは、一部の人たちが分裂を深め、憎しみを広め、恐怖をまき散らし、混乱を引き起こそうとしている状況だ。米国は岐路に立たされており、どこに向かうかは私たち次第だ」と訴えた。 トランプ氏がペンシルベニア州ランカスターの集会でハリス氏の誕生日を祝う言葉を述べると、観衆からはブーイングの声が上がった。トランプ氏はハリス氏の政策を批判し、「認知機能に問題」があるかもしれないと改めて主張した。